小説自体始めての処女作です。 ではどうぞ

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昔、安月給でさんざんこき使ってくれた上残業代を払わないと宣言してくれたお礼に、定期的に餌をやらないと自作のシステムが停止する仕掛けを作りこんだことがあったな。 残業代もでないのに残業するのは馬鹿らしいから、自分でシステム組んで、自分の業務の7割近くを圧縮。 結果、定時で毎日帰ることができるようになったんだが、どんどん仕事が舞い込んできた。 まぁ、それもどんどんそのシステムに組み込んでいったわけで、当初の仕事量の5倍近くまで膨れあがっても、 俺はそれでも定時に帰っていた。 そしたら、周りの人間がいるのに定時で帰るとかなんとか抜かしはじめて、評定まで下げ始めたので、 辞めさせていただきましたw もちろん、システムは別に作れと言われたものでもないし、 仕事量を5倍こなしていたシステムをどうやら上司は当てにしていたようで。 俺がその会社を辞めることになって数ヵ月後、仕掛けが発動し俺の自作システム停止。 当然のように業務破綻。 すぐに元上司が「何とかしてくれ!」と泣きついてきたが 「手でやれば早いんじゃないっすか?残業させてもコストゼロなんですしwww」 とすっとぼけたのも懐かしい思い出。
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