ダーツの特徴

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まず…ダーツとはどのような物なのかを考えてみましょう ズバリ『ベクトル』です 他の物で例えるなら『紙飛行機』にそっくりです 『ベクトル』…高校らへんの数学で習ったことがあると思います 簡単に言えば『力の方向』のこと 力を持たない矢印だと思って下さい この矢印を飛ばしたい方向に向けて、目標点に届く力を与えてあげるのが投げる動作です ダーツは矢印ですから、与えてあげる力が矢印以外の方向を向いていると、すぐに影響されて違う方向に向かって行ってしまいます ここで『紙飛行機』を例にあげるとわかりやすいかもしれません 紙飛行機…どうやって飛ばしますか? 遠くに飛ばしたいからといって、ボールを投げるように振りかぶるような人はいないでしょう 飛ばしたい方向を崩さないように…流れるように送り出すような飛ばし方をするイメージが浮かびませんか? これは紙飛行機が余計な力に弱いのを何となくわかっているからです ダーツも全く同じです 他の力にすごく敏感です なまじ重さがある分、いきなり落ちたりはしませんが…ゆくゆくはcm単位のコントロールが必要になってくるほどの精度が要求されるスポーツです いかにして進めたい方向だけに働く力のみを与えるかがダーツを上手く飛ばすコツです それができれば力はほとんどいりません 全然力んでないのに飛びが凄まじいプレーヤーがたくさんいますが、これはダーツに無駄な力を与えていないからなのです 始めたばかりの人は紙飛行機をイメージして送り出すイメージで投げるといいと思います それでも届かない人は真ん中より上を狙って、まずはダーツがどれくらいの感覚でボードに刺さるのかを理解していきましょう もう既にダーツを投げている人も、ダーツに力がいらない理由をもう一度考えなおしてみましょう 何故力がいらないのか、ダーツはどのような物なのかを理解した上で飛ばすイメージを作ることが大切です
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