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土『春雨…っつーことはてめェ天人か』
火『フフッ…地球産だと思ったか?まァいい。おいッてめェら!!出て来い!!』
火影の掛け声に
ぞろぞろと周りから出てくる天人達
銀時と土方の
前方、後方を囲まれた
銀『けッ…むさくるしい奴等がぞろぞろと…2人相手にこの数は卑怯なんじゃねーの?』
ジリジリと後ろ向きに後退し
土方と背中合わせで木刀を構える
火『目的を果たすためには手段を選ばないものでね』
土『目的!?春雨が一体なんのつもりだ…』
噛み付くように火影を睨みつける土方
火『素直に教えるわけねーだろ。ま、副長さんに用があるのは確かだ』
土『俺に…?』
一体なんのつもりだ…
俺に用っつーことは真選組にも…
ちッ…
火『おとなしく俺達に付いてくるのなら危害は加えねー。どうする?鬼の副長さん』
チラリと周りを確認する
天人がざっと30?
いや…
奥にも居やがるな
数えきれねェ
どっから湧き出てきやがったんだ!?
くそっ…
どーする…!?
ギリッと歯を食いしばり考える
その時
【ガツッ】
鈍い音と共に
銀色の男が動いた
右手には木刀
バタバタと倒れだす天人達
銀『…何迷ってんだ?』
土『て、てめェ!!』
銀『勘違いすんじゃねェッ!!てめェを助けた訳じゃねーよ!!帰り道を確保してるだけだ』
こいつ…
銀『俺は早く帰って寝たいんだよ!!だがこいつら(天人)の所為で帰るに帰れないわけ!!決しててめェの為じゃねーからな!!俺が俺の為にしていることだ!!そこは勘違いすんじゃねェッ!!』
長ったらしい台詞を
これでもかと吐き出す銀時
土『万事屋…』
銀『後でパフェでも奢れよクソマヨラー』
そう言って
ものすごい速さで木刀を振るう銀時
その動きに一瞬出遅れる天人達だが
火『フフ…このまま帰れると思うなッ!!いけえええおめェら!!!』
という火影の言葉により
一斉に各々の武器を振り上げ
動き出す天人達
勢いを物ともせず
尚も木刀を振るう
「うおおおおお!!!!」
1匹の天人が銀時の背後に襲い掛る
銀『……ッ!?』
†
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