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事の始まりはあまりにも突然やってきた 少し肌寒い秋の夜 『総悟のやろー…あとで覚えてろ……』 ぶつぶつと文句を口にしながら 真選組副長 土方十四郎は人通りの少ない路地を歩いていた 今は見回りの途中 本来ならば2人組で行う仕事なのだが 今宵は土方1人 その理由は簡単で ドSでお馴染み 1番隊隊長沖田総悟くんに 沖『あ!!土方さんあそこに女の霊が!!!!!』 と清清しく嘘をつかれ まんまとひっかかり 気をとられているうちに 自分1人になっていたということだ しまった!! と気づいた頃には 時すでに遅し… 土『なんで俺が1人で……』 とりあえず一回りしてさっさと戻ろうと思い 暗い夜道を歩いていると 『………ん?』 目の前を千鳥足で ヨタヨタと歩く人影 かなり危なっかしい動きだ 相当飲んでるな 酔っ払いが働けクソ と警察らしからぬ思考を 頭の片隅に置き 足取りを速める 目の前に酔っ払いが いるなんざ気分が悪ィぜ… 早く抜かそう 序々に近づく人影 近づくにつれて そいつの姿がはっきりとしてきた …っ!? あいつは… †
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