オワリの日

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ー翔香Sー   翔『…ただいま~…て、誰もいない…かぁ…』 ただいまの時刻… 07時… 学校からあの地震で早めの帰還… だけど俺はバイトもあったし、家には帰らずバイトに向かった… だけどバイトの店長が、気を聞かせてくれて…早めに帰った… まあ、成達が心配だった訳… 翔『んー…今の時間なら、病院の中だよなー…なら電話出来ねーか…』 週に1回の成の健診の日… 大丈夫だとはわかってるけど、気になる…   翔『はあ…少し寝て、電話するか…』 俺は自分の部屋にいき、ベッドに横になる…   ーちゃ…   しょ…か…ー   何か聞こえる… なんだ?…   雅『翔香ちゃん!?』 冬『翔香君っ』 翔『あれ?…冬雲君と雅魅…早いお帰り…』 雅『そんな事今はいーんだよっ…早く外出なきゃっ』 翔『え?…っ!?』 雅魅の言葉に俺は訳が分からなかったが… すぐにわかった… 俺の全身は、泥だらけだった… 冬雲君達も腰位まで泥水につかってる 翔『なっ…なんだよっ…これっ』 冬『こんなになるまで気付かずに寝てる翔香君は大物だよ…ほら、まだ動けるうちに家でよ?』 翔『あっ…うんっ』 冬雲君の言葉に俺はすぐに頷いて…体を起し、ゆっくりベッドから降りて先を行く冬雲君達を追いかける… (っ…成達は、大丈夫かなっ…) 俺は今この場にいない2人が気掛かりだった… そしてたまたま見えた… 時計は、8時を指してた…    
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