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潤『はあ…助かったけどなんでお前いるんだよ…』
功『んあ?…ああ、肩痛めてなぁ…ここの病院がいいって聞いたら今日来てん…それでこの騒ぎや…』
功は、俺と潤弥と同い年…幼稚園の時からの仲で中学の時は潤弥とバッテリーを組んでた野球少年…かなりいい腕で、俺達とは違う高校にスカウトで入った…
潤『お前っ…肩痛めた事俺に言ってないっ…』
功『言うたらお前心配して学校休みそうなんやもん!』
潤『うっ…』
図星をつかれた潤弥はバツの悪そうな顔をする…
功『まあ、俺の話はいいわ!…ここやで』
功に助けてもらった後…すぐに上の階段には上がらなかった…
功の他に数人…この病院に入院してた子供達がいる…と聞いたから…
功が病室のドアを開けると中には数人の子供がいた…
潤『成っ…大丈夫か?』
成『大丈夫だよっ』
功『キツかったらいいや?』
成『うんっ』
中にいた子供達と功に会うまでの状況を聞いていたら足元まで来てた泥水…
俺達は慌てて階段に走った…
潤弥が1人子供を背負って、功が2人、俺が1人の子供の手を引いて…
階段までの距離は数m…なのにどんどん泥水は増えていく…
俺達は泥水を気にしながら上へ上がった…
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