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成『…翔香兄…』
翔『…ん？…』
成『…さっきはごめん…あんな態度…』
翔『いいよ…気にしないで…俺もあんな怒鳴ってごめんな？…』
泣いて…落ち着いた俺は、子供達に優しく話かけながら腰に縄を巻いてる翔香兄に話かける…
翔香兄は怒る事なく、
逆に俺に謝って…頭を撫でてくれた…
…俺が悪いのに…
翔『…成にとって…勿論、俺や冬雲君達にとっても大事な潤弥を助けられなくて…』
俺は辛そうに言う…
翔香兄にギュッと抱き締める…
翔『…成？…』
成『…ごめんっ…ごめんねっ…』
翔『…成…』
何回も謝る俺に翔香兄はただただ抱き締めてくれた…
雅『あっちの、タワーに行けばまだ大丈夫だよ…多分…』
冬『あれだけ大きいタワーだから、俺達以外にもいるかも知れないね…』
翔『うん…そうだね…』
翔香兄達は、少し離れたタワーを見ながら話してた…
もう、病院の屋上にまで泥水が来てた…
早くどこかに行かないと危ない状態だ…
翔『成…功…2人はいい？』
功『俺は賛成ですゎ…』
成『俺も…』
俺と功の返事を聞いた…
翔香兄達は、少し怯えてる子供達を安心させるように話しかけて、抱き上げてから…
ゆっくり雅魅から入っていく…
冬『成は功を支えてあげて…』
成『うんっ』
功『…すまんなっ』
肩を痛めた功は、痛そうにしながら立ち上がり、俺は肩を貸して泥水の中に入った…
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