574人が本棚に入れています
本棚に追加
ー翔香Sー
翔『潤弥っ…待てっ!?』
潤『うるせーなっ…なんなんだよっ』
朝の9時…
家に帰るといるはずのない…子がいた…
潤弥は俺の弟…
俺の顔を見た途端…かなりいやそうな顔をして通り過ぎようとする弟に…俺はすぐ追いかけて引き止めた…
翔『今日は俺朝バイトだから成の事、学校に送ってあげてってお願いしたよなっ…帰りもっ…なんでお前いるんだよっ』
潤『うるせーなっ…成だってもう16だよっ…いつまでも送り迎えなんて、ウザイだけだからっ』
俺の言葉に、ため息をついて…頭に手をやったまま、また潤弥は歩きだす
潤『それに…俺が送る前に…トモと雅魅が連れてったよ…』
翔『あ…そうなら、いいよ…潤弥より安心出来る…』
そう言った潤弥に俺は明らかに…ホッとした…
そして…俺の言葉に潤弥はどれだけ傷ついてたんだろう…
翔『あ…潤弥、学校…』
潤『俺の事何かほっといてっ』
ーバンっ!?ー
明らかに怒りながら出て行った…潤弥にため息をついて…
俺は学校に行く準備をした…
俺達に親はいない…
だから、バイトをしてお金を貯めてる…
翔『…こんなに苦労してんのに…わかんない奴…』
もう1度…ため息をついて俺は家をでた…
最初のコメントを投稿しよう!