オワリの日

3/13
前へ
/25ページ
次へ
  翔『あ!…冬雲君っ』 冬『あ…翔香君…お疲れ様ぁ』 翔『ありがとっ…あ、それと朝…成の事送ってくれたんだって?…潤弥から聞いた…』 冬『ん?…うん、いつも翔香君に任せきりはダメだしね』 翔『そんなっ…朝は冬雲君だってバイトあるし』 俺は学校についてすぐに…昼の休憩だったから、冬雲君のいつもいる美術室に急いだ… 冬雲君は、俺より1つ年上の兄だ… いつもはほにゃり、ほにゃりとしてる兄だけど、いざと言う時…凄く頼りになる人だ… 冬雲君と美術室で話してると… 『呼ばれて飛び出て!じゃじゃじゃじゃーん!雅魅ちゃん参上ー!冬雲ちゃーん!一緒にご飯食べよ…ありゃ?翔香ちゃーん!』 『え?…翔香さんいるの?』 バン!?…と勢いよくドアが開いたと思ったら…現れたのは、俺と双子で弟…雅魅… そして… 翔『雅魅…成!』 成『おはようごさいます、朝…言えなかったし』 俺より1つ年下の弟で…潤弥とは双子の成…   俺は…あの日から、 成だけは…何がなんでも守ると決めた… それがどれだけ、潤弥を傷つけてるかも、知らずに…  
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

574人が本棚に入れています
本棚に追加