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「虹の玉って知ってる?」
悠馬の鼓膜に初めて響く言葉。天然で華奢で言動に予測がつかない彼女。
悠馬にはそんな彼女の普段にも慣れていたが、いつものおどけたような顔でなく、今日の彼女の顔はどこかノスタルジックでシリアスな表情を浮かばせていた。
「プリズムのことか?でもあれは、なんつーか、三角形みたいなやつじゃなかったか?説明しようとすると長くなるけどさ・・・。」
悠馬は彼女のいいたいことがわからなかった。
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