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「うさぎが悪いですよ?ナルの話を聞かないから…」
「お前の話なんて聞いてる暇ねーんだよ!」
「あぁっ!うさぎダメです!!」
「だから、かまってる暇はねぐぁっ!!!?」
またナルが飛んできた。
「っだぁぁぁあ!!いい加減にしろよ!」
「だから、ナルの話を聞いてくださいです!」
「んだよ!!」
「ナルとうさぎは契約したのです」
「は?」
「契約したものとは一定距離以上は離れられない事になってるです」
「…って事は?」
「ナルも学校に行くです♪」
「やめてくれ」
それって、学校でも家でもずぅーっとナルと一緒って事だろ?
「だいたい、手続きもなしに学校には行けねーだろ」
「何言ってるです?ナルはこの姿では行きませんよ?」
「…ぬいぐるみの格好で行くつもりか?」
「そうです。この姿は疲れるので、1日一杯は持たないです」
「逆に…」
そっちの方が困るんだが。
あんなデかいぬいぐるみを持って登校?
まずい。それは非常にまずい。
「お前、もっとコンパクトになんねーの?」
「コンパクト…ですか?」
「おう」
「…ならないこともないです」
「じゃあ、ちょっとそれになれ。鞄に入れてやるから」
「わかりましたです」
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