現実?非現実?

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一方。 「朝起きていきなり修行とか実習とか、最悪だよな。補習じゃあるまいし」 「グァバ、補習受けたことないからわかんない」 「あ、そっか。お前は赤点でも課題しか出なかったんだよな」 呑気に赤点の話をするのは、グァバと㌧骨。 朝から体育の先生に呼び出され、実習だの修行だの言われたたき起こされたのである。 そして二人は、通っていた高校で赤点のオンパレードを引き起こした常習犯である。 「赤点改革だ」 「赤点革命だ」 来た場所はグランド、の位置にある広場。 薄く雑草が生い茂っている。 体育の先生が二人にそれぞれ専属で教えるため、ともう一人呼んでいた。 二人の体育の先生。 グァバに付き添ったのはバレー部の顧問で、上の前歯がない。 外見は可愛らしいキューピーちゃんのようだが、中身は怖い先生。 一方㌧骨には 空手部の顧問で見た目は怖いけど優しい(と言われてる)先生。 空手部に所属しているはずの㌧骨だが、バンドに寝返ったことを嫌に思っているのか、それとも運命なのか、この先生と当たった㌧骨は恐怖で冷や汗をかく。
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