第四話「絶望と希望」

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ソラフィスは冷たくそういうと、ルナフィスの真上から呪文を唱える。 「『メガフレイム』」 「わっ、『リフレクト』!!」 ソラフィスの火炎魔法を間一髪やり過ごすと、ルナフィスは羽根を再び羽ばたかせて距離をとる。 「はぁ…はぁ…ソラ姉本当に手加減なしだね。」 「当たり前よ。いくら妹といえども禁忌を侵したことに変わりはないんだから。まぁルナフィスにしてはよく抵抗してるわね。昔のルナフィスならとっくに空の上よ。」 「そう?褒めてくれてありがとう。ーーーーーー『サンダーボルト』!!」 ルナフィスはようやく反撃にでた。 強烈な稲妻がソラフィスに牙を剥いた狼のように襲い掛かる。 「不意を突いたつもり?『エイジェントリフレクション』」 ソラフィスは余裕の笑みを浮かべて自分の前に鏡のようなバリアーを作り上げた。 それは『サンダーボルト』をいとも簡単に防ぐどころか吸収してしまった。 「なっ…!?」 「いい、ルナフィス?この『エイジェントリフレクション』は防ぐだけじゃないのよ?」 ソラフィスがばっとルナフィスを指差すと、バリアーの中から先程の『サンダーボルト』がルナフィス目掛けて繰り出された。 完全に不意をつかれた。 ルナフィスは何も出来ずに諸に攻撃を受けてしまった。 「きゃああああーー!!」 強力な電力がルナフィスの体中を支配する。 ルナフィスの体は再び地にたたき付けられた。 ーつ、強すぎる…悔しいけど…勝てない…!! ルナフィスさ悔しそうに地面の上で突っ伏したまま拳を握った。 ー相馬さん、優奈…助けて!!
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