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不安と嬉しさの比例
あの日曜日以来、私は野宮先輩と学校で会うと話をするようになった
話をするといっても、私が一方的にファンだの写真撮らせてくれだのと言っているだけではあるが、何より野宮先輩に覚えてもらったことが嬉しかった
ある日、野宮先輩がmixiをやっていると聞いたので、私はさっそくマイミクになってもらった
「先輩の過去…」
先輩の今までの日記を見れることで、なんだか先輩の全てを知ってしまうような気がして少し恐かった
憧れが憧れじゃなくなるような気がした
でもその反面先輩のことを知りたいという気持ちもあって…
私はゆっくりと先輩の日記を読み始めた
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