出会い

4/6
前へ
/23ページ
次へ
「ぎゃわわわわわわーーーー!!」 アイコは誰かに体を持ち上げられたままぐるぐると回転している 周りのみんなはただただそれを目を丸くして、呆然と見つめていた よく見ると、アイコを回している人はアイコよりも背が低い 「やーめーてーくださいーーーーー!!」 アイコの叫び声と一緒に、聞き覚えの無い笑い声が聞こえてくる それは低く、でもケタケタととても無邪気な笑い声だった 「ぐはっっ」 アイコが地面に振り落とされた しかし周りのみんなはフラフラになったアイコよりも、アイコを回していた人に一気に注目した 私も気になり、その人のことを覗き込むように見る その時、私の中で何かが走った
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加