任務という名の脅し

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車に乗り続けること6時間 ガタガタと車が揺れている 外の景色は草原のように緑で覆われている その光景で違うのは、とても小さくだが三角形のようなものが見える。 それこそがフィラリアルマウンテンである。 そんな中二人は眠りについていた。 起きていた一人とはレナだった。レナはトレイン・ディス・ギルバートの顔を眺めている。 普段の顔はとても男らしくかっこいいのだが、寝ている顔は少年のように可愛い。 なぜこんな少年のような人が戦っているの? なぜ彼は孤独に生きているの? 隣にいるレナはトレインの頬に手を添える。 この時点で心臓がドッキドキだ。 その瞬間、トレインがぴくっと動きすぐにトレインから手を離して寝たふりをした。 しかしトレインが動いた気配がないので、うっすらと目を開けて様子を見た。 そこには大量の汗をかいているトレインがいた。 少し前トレインは夢の中にいた。
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