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「…サンプル1720はどうだ?」
「これは素晴らしいよ。ついに…完成のときが来ただろう。……クックックハハハー!!」
こちらからは、甲高い声でにやりとした口が見える。
こぽっ
どうやら水の中にいるようだ。いや、違うカプセルのようなものに入れられてるようだ。
「ついに完成しましたね。」
何が?
───バッと目を覚ます。
頭を手で押さえながら呟く。
「なんだったんだ今の夢は?」
額には汗がにじみ出ていた。
───────────────
「魔物か…。」
男は銀髪の超ロングヘアーでおよそ180センチ。
しかし握られている刀は二メートル以上ある。
ゆっくりと鞘からシュッーと、音を立てながら刀を抜き出す。
すると魔物は鋭い牙で噛み砕こうと猛スピードでタッタッタッと走ってくる。
男はそれを見てにやりと顔を浮かべると、刀を横に振るい斬撃を翔ばした。
横一文字と、呟くと魔物は斬撃に反応できずに真っ二つになって動かなくなった。
「早く神狂(しんきょう)に行かなくてわ。」
神狂とは魔物に対抗する手段としてある組織である。
およそ100年前に作られた。
神狂が支配する街…シュライエル
男が向かって行ったのはシュライエルの中心にある塔
つまりそこが神狂なのだ。
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