任務という名の脅し

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『シュライエル』という街にある家に帰ってきたトレインはルクセンに渡された手紙を開けるとそこには、任務の内容が示されていた。 《場所…シュライエルから東にあるフィラリアルマウンテン 魔物…イフリート・タクティクス あと邪魔してくる魔物も倒しちゃえ!》と書かれていた。       それを見た瞬間目を丸くしてしまった。もちろん最後の文にはムカついたが、それよりイフリート・タクティクスの方に驚いていた。 こいつは炎をつかそどる召喚獣である。 召喚獣とは、マテリアル石に封印された魔物のようなものだ。持ち主が召喚獣に認められると力を貸してくれる。 数は20にも満たないだろうと言われている。 ちなみにマテリアル石は遠くにいる召喚獣を呼ぶために必要なものである。 行くも行かないも召喚獣しだいであるが…。 しかしその召喚獣を殺せと言っていることになる。 驚かない方がどうかしている。 何より召喚獣は果てしなく強いということだ。
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