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咲「よし、全員集まったな?会議を始める。まずは優、お前からだ」
優「……うん。えっとね、三回くらいデートっぽいのはさせたけど進展無し。未だに手すら繋いでない」
杏「……うわあ」
優「……どうみても兄妹にしか見えない。お兄ちゃんの妹は私だけなのに……ぶつぶつ……」
咲「ブラコンは放っておくぞ。次は杏、手短にな」
杏「なんで手短……まあいいや。私の方は回数的には五回かな?わかるとは思うけど、同じく進展は無し。もう匙を投げたい」
優「……杏姉、ファイト」
杏「うん、私頑張る!」
咲「一生やってろ。で、最後は私だな。回数は四回。進展具合は……言わなくてもわかるな?」
杏「うん。まあ……どうすればいいんだろうね?」
優「……わからない」
咲「つーか、なんで他人様の恋路に首を突っ込まなきゃいけないんだろうな」
姉妹「「「……はぁ」」」
僕「あ、いたいた。みんな咲姉の部屋に集まって何してんの?」
姉妹「「「……リアルギャルゲー会議」」」
僕「……は?なにそれ?」
咲「気にするな」
優「……お兄ちゃんには関係無い話」
杏「という訳で、出ていけ」
僕「わっ!?……追い出されちゃった。……っていうか、リアルギャルゲー会議ってなに?」
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