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グッズって…そんなもん作る予算があるなら学校の設備に使えよ…ってか気になるあの子ランキングって…全く、この学校はちょいちょいおかしな所があるな。
霧也「…おっ…優が出てきたな。」
舞台にスポットライトが当てられ、そこに優が出てきた。
見ると隣では中山姉妹がデジカメで、良平は新品の一眼レフで、島先生は超高性能ビデオカメラで、美穂は携帯のムービー撮影で優の姿を激写していた。…因みに俺はそれらの編集を頼まれているため、何もしなくても写真と動画が手には入る。なので鑑賞に集中する事にする。
優「みーんなー!!中山 優でーす!!今日わぁ、私の歌とダンスを存分に楽しんで下さいね?」
そう言うと優は近頃人気のアイドルの歌を歌い始めた。但し、ダンスはオリジナルのようだ。
恭子「はぅぅぅ…可愛い…可愛すぎるよ優ちゃん。」
雅「うふふ…お兄ちゃん…今日は思いっきり可愛がってあげようっと。」
島「ああ…今からでも同性婚の認められているオランダに2人で行きたい。」
良平「また俺の美少女アルバムに写真が増えるな。」
美穂「この動画、いくらで売れるかなぁ…」
みんな変態だなぁ…俺も人の事言えねーけどな。
曲はラストのサビ部分にさしかかった。
優「この恋だけは叶えたいのー♪だーかーら受け取ってね、初めてのキスっをー♪」
優はラストにクルッと一回転してから会場に向かってウインクをしながら投げキッスをした。
すると…
女子一同『きゃあーーーーーー!!!!!!』
男子一同『うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
女子は全員目にハートマークをうつして叫び、男子一同は鼻血を噴射しながらこれまた叫んでいた。
因みに俺の隣の奴らは最後のシーンをカメラに残す前に出血多量で倒れている。
霧也「…まぁ、ラストの部分だけは俺が自分のカメラと携帯のムービー撮影でゲット出来たから、良かったとするか…」
いくらで売れるか楽しみだ。
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