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優「ハァ…ハァ…はふぅ…な、なんとか逃げ切れた。」
さっきの技は昔恭子ねぇと雅対策として使っていた技だ。今では2人とも症状が進行し過ぎてるからあれをやったら逆に興奮して襲いかかってくるんだよね~…まぁ、久々に役に立ったかな?
ガラガラ…
良平「おっ!?我らが嫁の優じゃな…がふぅ!?な、なにを…ガクッ…」
優「安心して、みねうちだから…」
恭子「優ちゃんは合気道二段、空手道五段、柔道三段、剣道初段を習得してるもんね~。」
雅「なのに全然筋肉つかないよね~」
優「うっ、うるさいなぁ!!柔軟性は上がってるよ!!」
霧也「それじゃあ女の子に近づいてるじゃないか…」
なっ…なんだ…と?
優「で、でもでも!!強いでしょ僕!!強いってことは男らしいって事じゃないの!?」
美穂「うーん…確かにそうなんだけど、優の強さってたくましい!!って言うよりもどっちかって言うと…」
島「美しい。ってかんじだな。」
ガーン!!そ、そんな…バカなっ!!ってか先生なのになんでフレンドリーに会話に参加してんの!?
優「…あれっ?そういえばもう昼休憩が終わってもいい頃じゃないの?」
霧也「ああ、お前は逃げるのに必死で放送聞いてなかったんだな。」
優「?」
放送なんかあったっけ?
美穂「今日はもう終わりなんだって。」
優「えっ…どうして?」
島「いやぁ、今日のイベントで貧血状態になった生徒が全生徒の半分以上に上り詰めたもんだから念の為に今日はもう休みにするそうだ。」
良平「まあ、貧血でもなんでもない俺らにとったらラッキー♪って感じだな。」
いつの間にか立ち上がっていた良平も含め、みんなからの説明でおおよそ理解した。
霧也「それじゃあみんな、俺はもう帰るが何か編集して欲しいデータがあるなら俺に渡せ、金は後払いでいいから。」
霧也がそう言うとその場にいた全員が霧也にデータの入ったカードを渡した。
…あれっ?僕の周りにまともな人がいない?
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