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色々あったけど帰路。
優「しかし、みんな忙しいなぁ…」
雅「だねぇ~…。」
今僕は雅と2人で帰っていた。
霧也はなんかの編集
良平は剣道部の練習
美穂はテニス部の練習
島先生は会議
恭子ねぇはバスケ部の練習
よって暇な僕達だけが先に家に向かっているのだ。
優「はぁ…僕だって部活やりたいよ…でも僕が入ろうとすると女子の部活に入れらされるからなぁ…」
雅「当然じゃない…。お姉ちゃんは立派な女の子でしょ? 」
優「待って!!違うよね!?そこ、根本的に違うよね!?僕はちゃんと男だし、ちゃんとその象徴たるーー「それじゃあ、私といいことする?」ーーがある、って待って!!なにその選択肢!!兄妹でしょ?」
雅「関係ないわ!!」
優「関係あるよ!!ってか雅がそんな事言うって事は僕を男だと認めているからだよね!?」
雅「違うわ。女の子の格好したお兄ちゃんとしたいだけよ。性別なんてどっちでもいいのよ。」
……変……態……だと?
雅「なんなら性転換手術でもする?大丈夫、それ位の費用なんなく集まるから。」
優「それだけはやめて!!あと、こんな往来の場でそんな事言わないで!!」
というか、コイツなら本当に用意出来そうだし。
優「そ、そういえば父さんの怪我って酷いの?」
雅「ううん。ちょっと足を挫いただけだって。」
そ、それぐらいの怪我?母さんはそれを聞いて飛び出したの?うちの家族は常識人がいないの?
自問自答を繰り返しているうちに段々疲れてきた。
優「もういいや…雅、早く帰ろう?」
雅「うん!!早く帰って、いいことするんだよね!!」
優「いやいや、違うよ。僕はただつかれーーぐぇ!!」
言おうとした言葉を遮られて僕は雅にひきづられた。
雅「…ハァ…ハァ…ウフフ…お兄ちゃんといいこと…ウフフ…」
ヤバい、今度こそ本当に僕の貞操が危険にさらされている!!
もがいていると雅に全身をロープで拘束されて動けなくなった。
優「いぃぃぃやぁぁぁぁ!!」
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