2348人が本棚に入れています
本棚に追加
/372ページ
特別コーナーから戻って本編
ピピピピピピピ!!
優「…う~ん…ふあぁ…もう朝か……ん?なんか肌寒いなぁ…って、あれ?…………っ!?あれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」
午前6時…中山 優…絶叫。
若葉「ん…なぁにぃ?朝から騒がしいわねぇ?」
僕が叫んだ理由は若葉が隣で一緒のベッドで寝ていたからじゃない。
そう…問題は僕等の格好だ。
簡単に言うと一糸纏わずの状態だ。
要するに素っ裸だ。
若葉「…んー!!おはよー。…優ったら、昨日あんなに求めてくるなんて…しかもあんなに激しく…」
優「ちょっ!!ストップストップ!!勝手に僕がなにかした事になってるけど僕なにもしてないよ!?」
僕が若葉を正気に戻そうとしていると部屋のドアが開いた。
雅「お兄ちゃん達、もうなんなの?朝っぱらからなんのさ…わ…ぎ…?って、え?お兄ちゃん、なんで裸?」
優「ちがっ…誤解だよ!!」
雅「お兄ちゃんのばかぁ!!どうして初めてを私にくれなかったの!?ふぇぇ…」
雅が泣いているのを慰めるべきなのか、それともさっきのセリフにツッコミを入れるべきか…ってあれ?どうしてだろう、雅が服を脱ぎだした。
雅「…グスン…こうなったら、私のテクニックでお姉ちゃんの事なんて忘れさせてやるんだからぁ!!」
優「ちょっ!!ストップ!!…あっ、そうだ僕霧也に返すものがあったの忘れてた。ちょっと行ってくるね?」
そう言うと僕はパンツを履き、Yシャツだけを着て家を飛び出した。
…え?人に見られても知らないって?
大丈夫。僕の住んでる階は全部僕等の家だし、霧也は同じマンションの一つ下の階のエレベーター前だからこの時間なら見られる可能性は低いし、何より今はあの部屋よりは安全なはずだし…
そんな事を考えていると霧也の部屋の前に着いた。
チャイムを鳴らしてしばらく待っていると霧也が出てきた。
優「霧也!!助けて!!お礼なら後でゆっくりするから!!」
霧也「ブフゥゥゥゥゥ!!」
霧也は赤色の鼻水を噴射して倒れた。
最初のコメントを投稿しよう!