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優「んん!!………ゴクン!!…ん………ンフゥ…ハァ…ハァ…」
霧也「よし、ちゃんと飲み込んだな…いい子だ。」
優「ううっ…口の周りがドロドロだよぅ~…」
霧也はそこで録音機械のスイッチをきった。
霧也「お疲れさん。いや~実にいいもんがとれたよ、ありがとう。」
優「いや、別にいいけどさ…あれってなにに使うの?どうせ学校のみんなに売るつもりなんでしょ?」
僕が訊ねると霧也は少しバツが悪そうに言った。
霧也「ん?あー…いや、その~なんだ…そう!!おかずにするんだよ。」
おかず?おかずっていうと…
優「僕等の声なんかでご飯を食べる人がいるの?」
霧也「へっ?…ぁ、ああ!!その通りだ!!全く、あの学校は変な奴が多いよな~。まぁ、そいつらのおかげで俺も商売出来るんだがな。ハハッ、ハハハハハッ!!」
霧也は大きな声で笑いながら言った。
…それにしても、そんな人が学校に何人もいるなんて…嫌すぎる…はぁ…鬱になりそうだよ…
僕が悩んでいると霧也が僕に話し掛けてきた。
霧也「しっかし、いいよなお前は。」
優「なにが?」
霧也「いや、だってよ?リアルでハーレムやってる奴なんざマンガかなんかの主人公かお前くらいだぜ?」
優「それ、全然よくないよ。」
霧也「そうか?俺は羨ましいがな。」
優「じゃあ変わってよ!!作者の野郎に頼んでくるから!!」
作者「ハックション!?…ズズッ…風邪かなぁ?」
霧也「嫌だよ、絶対。」
ワオ!!コイツイキナリサッキイッタ羨ましい宣言ヲヒテイシヤガッタ!!
霧也「カタカナはやめろ、読みづらいから。それに、ハーレムは羨ましいよ、そのメンバーが変態じゃないならな。」
心を読まれた上に霧也の方が正論だと!?
チ、チクショオゥゥゥゥゥ!!
…僕は最近心が折れそうになります。
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