春一番!!それは突然に…

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霧也の家を訪れてしばらくすると部屋の扉を誰かが叩いた。 霧也「ん?母さんが起きたか?…どうぞ…って、うおぅ!?」 霧也が返事した次の瞬間扉の隙間から包丁が飛んできた。 霧也は寸での所でそれをかわし、狙いから外れた包丁は霧也の後ろの壁に突き刺さった。 ?「朝からやかましいのよこのクソガキがぁ!!」 包丁の次に部屋に入ってきた人物はそう叫んでいた。 すると今度は霧也が叫んだ。 霧也「アブねーだろうが!!このクソババァ!!」 ?「あんた実の母親になんて事を…」 霧也「うるせぇ!!実の母親だからってやっていい事と悪い事があるぞ!!」 霧母「あら、私何かしたかしら?」 霧也「さっき包丁投げてきただろうが!!あれは冗談抜きで死んでたぞ!!」 霧母「大丈夫よ~♪ちゃんとバレないように埋めるから♪」 霧也「めちゃくちゃ殺る気あったじゃねーか!!ってか、優が来てんだから早く出てけよ。」 そう言われた霧母は僕を見ると被っていたマスク(13日の金曜にチェーンソーを用いて人体を切断する殺人鬼がつけてるアレ)を外してから鬼の形相一変、天使のように微笑んで言った。 霧母「あらぁ、優ちゃんじゃない♪今日はどうしたの?もしかして家のカスがまた無理矢理連れてきたの?だとしたら安心して?…ちゃんと始末しておくから…」 うん…怖いです。 霧也「ちげぇよ。優は今日ーー「アンタには聞いてないわよ。埋めるわよ?」ーーすみませんでした…」 これ以上霧也がいたぶられているのもなんなので僕は今日ここに来た理由を説明した。 優「だから今日はここにかくまって欲しいんです。」 霧母「OKボス、任せな!!この私がちゃんとバレないようにしてやりまさぁ!!」 霧也「まあ、何はともあれ飯食おうぜ?優もまだ食ってないんだろ?」 優「うん…でも…」 霧母「いいのいいの!!さぁ、こっちにいらっしゃい。」 こうして僕達は色々あったものの、ようやく朝食にありつけた。
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