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優「ふぁぁぁ…」
朝6時半、いつもどおりに起床……あれ?どうして僕は両手両足を縛られてるんだ?
?「おはよー、お兄ちゃん♪」
優「み、雅!?ど、どうして!?というかその手に持ってるのはなに!?」
見ると雅の手には女子の制服が……え?妹が女子の制服を持ってるのは普通じゃないかって?甘い!!甘過ぎる!!確かに妹が女子の制服を持ってるのは普通。だけど、もうすでに制服を着ているのにもう一着持ってるのはきっと……まぁ、心の中で語るのも長くなるし、さっきの会話に戻ろう。
雅「何って、お兄ちゃんの制服だよ♪」
優「違うでしょ!?僕は男だからね!?だから女子の制服を着るのはーー「黙ってきる!!」ーーかしいんだ。って拒否権はないの!?」
雅「この事に関してだけは無いと言えるわね…。」
おかしい…僕の人権が消されている…
優「でも、僕にはちゃんと男子の制服があ…「あれは今洗濯中よ?スペアも一緒に」…ってなんで今!?てか、スペアの意味なし!?」
ふっ…だが甘い!!この勝負、勝った。
優「雅…」
雅「ん?着る気になった?」
優「僕にはもう一着スペアがあるのさ!!」
言いながら僕はベッドと布団の間から制服を取り出(バシャア!!)すとともにずぶ濡れに。
優「のおぉぉぉぉぅ!!」
な、なんて事を…うちの学校は制服厳守だというのに…。
雅「って事で…とりゃあ!!」
優「ひゃあ!!」
雅「うっ…ブハァァ!!」
僕の上半身を裸にしたところで雅は鼻血を出して倒れた。
優「全く、コイツは…でもどうしよう。制服はないし、休もうかな?」
僕が思案していると部屋にもう一人入ってきた。
?「安心なさい。今日1日学校に女子の制服で行く事を認めて貰ったから。」
ヤバい!!早く逃げなくては!!
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