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良平が居るって事は…
優「ねぇ、徳っさんと美雪さんもいるの?」
そう、僕達が家を出てすぐに徳っさんは生徒会副会長の美雪さんと良平に呼び出されていた。
良平「ん?ああ、二人なら今は上で春の遠足について相談しているぜ。」
良平は言いながら笑った。
どうでもいいけど、なんかご機嫌みたいだ。
優「ふーん、ところで随分機嫌いいね。」
良平「いやぁ、副会長って剣道部の部長でもあるじゃん?今日は練習中に先生が明日までに遠足のしおりの下書きを持ってくるように言ったんだ。で、俺が徳っさんとのパイプ役としてお供に選ばれたんだ。」
良平が長々と説明しているのを美穂が要約した。
美穂「つまり、部活を途中で合法的にサボれてラッキー!!ってことね。」
良平「うん、まぁそうゆう事だ。」
そこまで話したところで今度は霧也が話し出した。
霧也「なんでもいいけど、せっかくだから一緒に食おうぜ?」
霧也の提案に皆が頷いたのを確認した霧也は
霧也「じゃあ後で持っていくから、先に行って席を確保しといてくれ。」
霧也の提案を有り難く受けた僕達は上にあがっていった。
上の席には美雪さんと徳っさんが座りながら、書類とにらめっこをしていた。
僕達に気付くと美雪さんと徳っさんはそれぞれ挨拶をしてきた。
美雪「ん?優と愉快な仲間達じゃないか。どうしたんだ?こんな所で。」
愉快な仲間達って…相変わらず面白い事いうなぁ。
徳龍「お前達はまだ買い物の途中か、まぁここに座れよ。」
言いながら徳っさんは隣の席を空けてくれた。
優「じゃあお言葉に甘えて…」
僕が座った所で美雪さんは言った。
美雪「お前たち、食べ物はどうしたんだ?」
その問い掛けには恭子ねぇが答えた。
恭子「それなら後で霧也が持ってくるって♪」
美雪「えっ?き、霧也君が?」
恭子ねぇの言葉に美雪さんは顔を赤らめた。
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