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美雪「こらこら!!そんなに大声を出すんじゃない!!」
優「す、すみません。」
僕が謝ると、生徒会室の外に生徒が何人か集まってきた。
生徒A『な、なんだ!?さっき叫び声は!?』
生徒B『わからん。でもこの部屋から聞こえたのは確かだな。』
生徒会室の前が騒がしくなってきたところで、美雪はどこからか木刀を持ち出してから、
美雪「空牙裂傷覇!!」
とかいいながら扉を衝撃破で生徒もろとも吹っ飛ばした。
こ、こわ~。
というか生徒会副会長が生徒に危害を加えてもいいのかなぁ?
美雪「全く、ガールズトークを立ち聞きしようとするなどと…恥を知れ!!」
いやいや、彼らは僕の叫び声を聞いて駆けつけただけなんじゃあ?
だとしたら、皆さん僕のせいでこんな事になってしまいどうもすみませんでした。
というより美雪さん、ガールズトークではありませんよ?
そんな事を考えているとまたこの教室に走ってくる足音が聞こえた。
美雪「ん?この気配は…徳図か!!…ならば…」
美雪さんはそういうと今度は木刀ではなく、本物の日本刀を持ち出した。
っというより、それはいくらなんでも危険すぎるのでは?
徳っさん死んじゃうよ?
しかも、気配って!!副会長にもなるとそんな事までわかるの!?
そんな感想を抱いているうちに徳っさんは生徒会室に到着した。
徳龍「お、おい神野!!一体これはなんの騒ぎ…」
徳っさんが叫ぶのと同時に美雪さんは抜刀し、
美雪「真空覇斬!!」
と、さっきとは別の技名を叫んで刀を振り抜いた。
スパーン!!
そんな軽い音をたてて生徒会室の壁や窓、そして徳っさんの前髪を切り裂いた。
ちなみに徳っさんは見事な海老反りで斬撃をかわしていた。
徳龍「…ハァ…ハァ…し、死ぬかと思った。」
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