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ガラガラ。
教室に入るとクラスメートたちがこっちを向いた。
ざわざわ。
優「なんか騒がしいね。」
霧也「だなぁ…。つーか、クラス替えがないと進級した気しないな。」
僕らが会話していると、何人かが寄ってきた。
?「まさかその子は優なの?」
?「だとしたら、永久にその状態を維持してほしい。」
えー…最初に話し掛けてきた女子は霧也と同様の親友+幼なじみの宮居 美穂。そしてもう一人は高校からの付き合いである下田 良平。どちらも変な性癖がある。もとい変態だ。
美穂・良平『変態言うな!!』
………どうして僕の周りには読心術の使い手ばかりいるんだろう。
優「またあの二人にやられたんだよ。だから今日だけだよ。」
美穂「えー!!つまんないー!!」
良平「…ちっ…」
こ、こ奴等は…
キーンコーンカーンコーン…
一同「「「ん?」」」
チャイムが鳴ったので全員が席に着いた。
先生「よーし、みんなーまた私が担任だぁ?」
先生は挨拶の途中に僕に気付いた。
いい機会だ説明しよう。この人の名前は島 祐介。特徴は知的メガネのイケメン……………のど変態。
どういう事かと言うと…
島「ああ…愛しい優。遂に僕との婚約を決意したんだね?」
そう、こんな風に。
優「いつになったら諦めるんだ?あなたは!?僕は男ー「の娘」ーなんだから!!って、あれぇ!?」
島「フッ、私は諦めない!!ー「先生、いいから授業しましょうよ。」ーっく、やむを得ない。出席をとるぞぅ!!」
本当に残念そうに島先生は教壇へと向かった。
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