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優視点
ザァァァァァァ!
雨が轟々(ごうごう)と降り続く中、若葉が倒れた。
若葉「…ゆう…ちゃ…ん。にげ…て……?」
そんなぁ!?
嫌だよそんなの!!
優「若葉ぁーーーーー!!」
僕は雨を掻き消すが如く叫んだ。
すると………
校長「……もういいかね?ってかもういいだろ?ってかなんだ?この少年バトル漫画的展開は。ってかだいぶ前から方向性間違ってない?これは変態物語だよね?なに?この展開。カテゴリではラブコメになってるけど、これじゃあ完全にバトルだよね?ってかなんで私が読者の皆さんの代弁地味た事を話してんの?ってかさっきから【ってか】言い過ぎじゃね?」
と、校長は果てしなく長い不平不満をぶちまけた。
優「………はぁ、すみません。」
校長「まぁいいから始めようじゃないか。いい加減このバトル展開も飽きてきたし。」
優「そうですね。…というよりこんなバトル展開にしたのは校長の気まぐれが原因じゃないですか!?」
校長「…そうだったか?まぁ、そんな細かい事は気にするな。………では、いくぞ!!」
校長は走り出した。
僕はそれと同時に飛び上がった。
雨が激しく降る今、上を向くのは困難であり、例え向けたとしても狙いを定める事は出来ないはず。
僕の判断は間違っていなかった。
………普通なら。
ズドォォンッ!!
優「!?」
校長は上を見上げる事なくしかし狙いは正確に僕を撃った。
優「くそっ!!」
僕は咄嗟に体を捻り一発目をかわした。
バシャンッ!
僕はなんとか着地に成功したものの、校長に背後を取られ…
校長「…バイバイ。優ちゃん。」
僕は校長の声に驚き、振り返ろうとした。
しかしその前に引き金は引かれ………
パァーーンッ!
僕は撃たれた。
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