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美雪視点
…終わったな。
私達三人は今、下山している途中だった。
先程ゲーム終了の知らせが届き、私達は学校に戻る事にした。
しかし………あの男と島先生の対決は凄まじい物だった。
私達二人はすぐに撃たれてしまったが、先生はバズーカを抱えたままで木々の間を駆け抜け、尚且つ冷静に反撃を繰り出していた。
しかし校長はそれらをものともせずに少しずつ先生を追い詰めていった。
勝敗を決する原因となったのは霧也君の仕掛けてあったトラップ…
つまり、先生は校長ではなく霧也君の手で葬られたのだった。
島「くそっ、油断していた…………いや、周りに気が配れなかっただけか…」
徳図「…しかし校長はなんであんなに戦闘力がたかいんですか?」
確かに…あれではまるで…
島「?…ああ、今の校長はアメリカ軍の元特殊工作員だったんだ。」
…やっぱり。
徳図「なるほど、道理で強い訳だ。………しかし、なんでそんな人が学校の校長を?」
島「…それがな、校長の爺さんがこの学校の創立者でな。それに、丁度軍隊を辞めた時期と、息子の入学の年が近かったかららしいな」
美雪「…へ~。で、その息子さんの名前は」
島「…ん?なんだお前達と仲いい奴だぞ?」
徳・美『……?……』
誰なのだろう。
私達はこの後その名前を聞いて絶叫する事になった。
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