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『只今をもって春の遠足を終了したいと思います。生徒の皆さんは雨で濡れた体を拭き、風邪をひかないようにして帰宅してください。』
長かった遠足…もといサバゲーが終わりを迎えた。
優「やっと終わったね。」
徳図「そうだな。……しかし、まさか校長が霧也の親父さんだったとはな…」
優「だよね~。僕も声は聞いたことがあったけど、姿を見たことは無かったんだよね。………まぁ、対峙した時は雨で声がよく聞こえなくて、実際分かったのは至近に接近された後だったんだよね。」
霧也「…くそぅ、相手が親父って知っていたらもう少し手段はあったのに…」
僕と徳っさんが談笑している傍で霧也はとても悔しがっていた。
すると向こうから良平が歩いてきた。
そして霧也の前に立つと言った。
良平「霧也!!落ち込むのはまだ早いぞ!!さぁ、今から美穂の家に行くぞ!!」
霧也「美穂の家?どうして?」
霧也がそう聞き返すと良平は待っていました!といった風に答えた。
良平「それがだな、あの写真集を作ったのは悠二先輩らしい。」
…え!?
優「それってどういう…」
僕が聞こうとすると霧也は立ち上がり、
霧也「よし、親友よ!!いますぐ行こう!!」
そう言って良平と走り出した。
徳図「…どうする?」
優「…行くしかないでしょ……」
僕と徳っさんは苦笑しつつ歩いて美穂の家に向かった。
途中美穂に連絡をすると、途中の道で二人を捕まえて待っているらしい。
若葉と美雪さん、それにたまたま会った雅もいるらしい。
はぁ…また一つ、嵐が来そうだな。
悠二先輩も、多分相変わらずだろうな…
僕と徳っさんは少し急ぎ足になってみんなの所へと向かった。
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