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ガチャッ。
玄関を開けると同時に、予想通り、誰かがダイビングジャンプでこっちに跳んできた。
??「おお!!待ちくたびれたよ、我が愛しき天使の美穂!!好きだーーー!!」
叫びながら誰かは美穂に抱き着こうとした。
………が、
美穂「きゃぁぁぁぁぁ!?来るな、この変態鬼畜兄貴ぃぃ!!」
ズガンッ!!
誰かは美穂にたどり着く寸前に美穂の時速90㎞で繰り出される踵落とし(当社比)によって沈黙した。
??「グハァッ!?」
それを見た美雪さんは美穂に
美雪「…まさかこれが君が家に招きたくない理由なのか?」
と、聞き
美穂「…えぇ、この変態が私の兄貴である悠二で、我が家の汚点の象徴よ」
その質問に美穂は足元の悠二先輩をまるでゴミを見るかのような視線を送りながら答えた。
美雪さんはただ苦笑をするしかなかった。
まぁ、僕も苦笑しかでないし、この人を良くも思ってないんだけどね。
優「…ははは…」
僕はただ渇いた笑い声を美穂以外の全員とあげていた。
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