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悠二先輩が倒れてから数分後、
悠二「いやぁ、すまなかったね、君達。」
美穂「…すまなかったね?」
悠二「…すみませんでした。」
美穂「よろしい。」
なんか、涙を誘う光景だなぁ。
僕達はやっと復活した悠二先輩に話をするために宮居家の客間に集まっていた。
悠二「それで?今日はどうしたんだい?みんな揃って、…ってあれ?初めて見る子もいるね、君は?」
悠二先輩は美雪さんに訪ねた。
美雪「あ、はじめまして。美穂さんと仲良くさせていただいている神野 美雪と言います。今日は美穂さんの自宅が気になったのでお邪魔させて頂いた次第です。」
悠二先輩の軽い説明に対して美雪さんはとても丁寧に挨拶をした。
……さて、そろそろかな?
僕がそう思いながら美穂の方を見ると、
美穂は蹴りを繰り出す準備をしていた。
悠二「ご丁寧な挨拶を有難う。そんな君には言っておかなければならない事がある。」
美雪「?………なんでしょう。」
あぁ、ご愁傷様です。悠二先輩。
悠二「好きだーー!!僕と、永遠の愛を……」
美雪「えぇ!?」
悠二先輩が暴走し、美雪さんが困惑の叫びを上げたその時。
美穂「いい加減にしなさい!!…空閃脚!!」
美穂の奥義『空閃脚』が繰り出され、再び悠二先輩が倒れた。
次に先輩が目を覚ますまでに十数分を要した。
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