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再び男子チーム
僕達はついさっきからゲームをしていた。
その名も『マルオカート』
ヒゲの兄弟とその仲間達が繰り広げるレースゲームだ。
因みに霧也の提案で、三人の中で一番レースの順位が遅い人は一番速い人の言った通りの格好をしなければならないと言う特殊ルールが課せられていた。
優「よし、霧也に追いついた!」
霧也「くそっ、これならどうだ!!」
優「あぁっ!?ちょっ、ま、待って!!だめぇぇぇ!!」
やっと霧也の操るキャラに追いついた途端、霧也によって僕のキャラは谷底に落っこちた。
徳っさんは常に二位をキープし続けるという凄技で今だ負けなし。
僕は裸ワイシャツで霧也はパンツ一丁だというのに…
そうこうしている内に僕はまた霧也に追いつき、今度は逆に霧也を落っことしにかかった。
優「このぅっ!!」
霧也「っ!?ちょっ、待て!!出ちまうだろうが!!」
優「うるさい!!お願いだから外に…!!」
霧也「嫌だ!!俺は中がいいんだ!!」
そう叫ぶと霧也はスピードを落とす事で僕の攻撃から逃れた。
これで僕は暫定一位になった
霧也「くそぅ。お返しだ!………いけーーーーー!!」
霧也は叫びながらアイテムの棘付きのブルーミサイルを使った。
それは一位の人を追尾して撃破するためのアイテムだ。
優「えっ!?嘘っ!?まっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
僕はゴール手前で撃墜され、ビリに…
結局霧也が一位で、徳っさんが二位、僕が三位という結果に。
霧也「ふぅ。満足したぜ」
優「うぅ…酷い。」
霧也「…さてと。じゃあ次はメイド服でも……」
霧也が再び僕に罰ゲームを伝えようとした時、
『おぉぉぉぉぉぉ!!』
突然ドアの向こうからなにかの雄叫びが聞こえ、
ドゴォォォォンッ!!
爆音と共にドアが粉々になった。
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