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ズルズル…ガララ。
恭子「みんなー、連れてきたわよー。」
女子A「きゃあー!!なに?この子。可愛すぎる~!!」
男子A「やべぇな…なぁ君、俺と付き合ってくれないか!?」
優「いっ、いや…あの…」
なんなんだ?一体。
困惑する僕を置いて話は続いた。
女子B「困ってる姿も可愛い~。ねぇ、この子恭子とどういう関係なの?」
男子B「妹じゃないのか?ほら、前に聞いた事あるだろ妹がいるって話」
いや、僕は妹じゃなくて…
恭子「違うよ?この子は弟の優だよ?可愛いでしょー。」
一同『え!?弟!?…………………ないない。』
クラス全員が否定!?なんで!?あっ…そういえば今女子の制服を着てたんだっけ。…まずい、違和感が無くなってきた。
恭子「ホントだって…ほら。」
そういうと恭子ねぇは僕の制服の上を捲り上げた。
優「☆*#@※%!!!!!!」
一同「ブゥゥゥゥゥ!!」
僕が声にならない悲鳴を上げるのと同時にクラス全員が鼻血を噴いて倒れた。
結局、次の体育は僕らのクラスだけでやる事になった。
優「…という事が今回三年生が倒れた原因です。」
僕は休憩中に島先生にさっき起こった事を説明していた。
島「…ふむ、なるほど。では一回その時の状況を再現してくれないか?」
優「…いやです。」
島「なぜだ?」
優「なぜって?それは…」
島「それは?」
優「それは…あんたが鼻血垂らしながらしゃべってるからだよ!!下心が見え見えなんだよ!!」
島先生はさっき僕の上半身裸を見て三年生が倒れたと話してから鼻血を滝の様に流していた。
島「ご、誤解だ!!これは…その…」
優「それは?」
島「これは…、そう!!お前を愛するが故だ!!」
優「いっぺん死んでこい!!」
僕は島先生の顔面にパンチを繰り出して職員室を出た。…島先生が恍惚たる表情で笑っていたのを見て僕は吐き気を覚えた。
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