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気が付くと僕はベッドに座り込んでいた。
優「…ここ…は…雅の部屋?」
寝ぼけながら辺りを眺めると確かにそこは雅の部屋だった。
どうやらさっき眠ってしまった後で部屋まで運ばれたらしい。
優「…結局今夜は雅の部屋で寝るのか…というかその雅は何処に行ったんだろ?トイレかな?……ん?」
僕が伸びをしようと腕を上げようとした時、何かに引っ張られる感覚があった。
優「……」
見ると僕の両手首にはいかにも頑丈そうな手錠がはめられていた。
優「………」
しばしの沈黙。
そして…
優「なんなのコレェ!?なんで!?手錠!?ヤバいヤバいヤバい!!こんなんじゃ雅に勝てない!!」
僕はパニックになりながら叫んだ。
するとドアが開き…
雅「あっ、お兄ちゃん♪目が覚めたのね?」
ラスボス登場!!
雅は素早くドアをしめ、こちらに向かってにじり寄る。
優「た、助けて!!もうこの際誰でもいいから助け――「無駄よ?この部屋防音仕様で、ジェットエンジンの音でも平気なんだから♪」――ってなんでそんな所に無駄な技術を使ってるの!?」
雅「いいからいいから♪…んっ…!」
雅は叫ぶ僕の口を塞ぐようにキスした。
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