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昼休憩に入り、僕らは昼食をとるために食堂へと向かった。
霧也「そーいや今日だったなぁ…あれ。」
美穂「だねぇー、楽しみ♪」
良平「俺はこの日のためにカメラを新調したぜ。」
優「なに?なんの話?」
恭子「なにって今日は優ちゃんのデビュー日だよ?」
雅「私は詳しくないけど、入学の時の説明では二年生は一年間にかけてランダムで一人づつ昼休憩にパフォーマンスをするんだって。」
優「恭子ねぇ!?雅まで!?ってそれが今日!?僕なにも知らないよ!?どうすればいいの!?」
島「安心しろ我が妻よ、この企画の責任者である私が毎回台本を作っている。君はこの台本通りにすればいい。」
優「誰が妻だ!!誰が!!それに先生が考えた台本なんてどうせロクなものじゃないでしょう!!」
美穂「因みに、生徒からの投票率が90%以上だと食堂の一年間フリーパス券が貰えるよ♪」
な……に……?
優「わ…わかったよ。やるよ。」
一口ケーキをお腹いっぱい食べる為に!!
一同『なんだか女の子みたいな理由だねぇ。』
しまったーー!?そういえばこの人達は読心術の使い手だった!!
ううっ…恥ずかしい。
島「まぁ、でるなら説明とか色々あるから控え室に行くぞ。中山姉、ダンスを教えるのを手伝ってくれ。」
恭子「はーい♪」
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ここからは霧也目線でお楽しみ下さい。
霧也「さて、いよいよ開幕だな。」
美穂「だねー。なんと言っても台本と脚本が島先生だからね、楽しみ♪」
恭子「みんなー!!お待たせー♪」
恭子さんが来ると同時に食堂の照明が落ちて暗くなった。
司会「レディース、エーン、ジェントルメーン!!遂に!!遂にやってきました!!入学式以来我が校での気になるあの子ランキングNo,1の中山 優さんが登場です!!尚、このショーの人気投票率が100%に達すると、その子のグッズが制作される事になっています!!それでは、張り切っていきましょう!!学校内アイドル決定戦第15回戦スタートぉぉ!!」
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