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自分の体を見下ろすと、そこにはあるはずの無い双子山が…
優「えぇぇぇぇぇ!?!?」
思わず叫んでから気になる事が…
まさか、と思いつつも自分の股に手を伸ばす。
優「………ない………」
いつも一緒に居た『彼』がいない。
今までの人生で最大の絶望感に苛まれていると、
霧也「なんだなんだ!?今の音は!?」
徳図「美穂の声もしたみたいだ!!」
美雪「とにかく玄関に着かないと!!」
居間に居たはずの傷心霧也と慰めていた二人がこちらに向かってきた。
ダダダダダダダッ
ガチャッ
三人『!!』
そしてドアを開けて僕を見た瞬間凍りつく。
そのあとで、
霧也は
霧也「ま、まさか…優、なのか…?」
と驚き、
美雪さんは
美雪「…何なのだ、この敗北感は…」
まるで親の仇を見るかの如く僕を睨み、
徳っさんは
徳図「………」
ただ黙って立っていた。
ちなみに他の四人は、まるで何年ぶりに好きな野球チームが優勝した時の関西人の様に喜びの声を上げてはしゃいでいた。
すると、
先程まで硬直状態だった徳っさんが突如こちらに向かって助走付きのダイビングジャンプをしながら、
徳図「好きだぁぁぁぁぁ!!付き合って――」
優「いぃぃやぁぁぁ――!!」
美雪「っく!正気になれ!!………裂靭拳!!」
恭子「優ちゃんに何すんのよ!!………喝烈覇!!」
若葉「死にたいの!?………神風脚!!」
雅「…ゴメンネ?………覇皇龍牙鳳凰翼!!」
美穂「兄貴みたいにならないでよ!!…空閃脚・魔砕撃!!」
徳図「ぐぼぉはっ!!」
五大将からの最終奥義によって砕け散った。
因みに、その間霧也はずっと僕の写真を撮りつづけていた。
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