1人が本棚に入れています
本棚に追加
「お疲れ様ぁ、バーセイ、、っとぉ!。」
戦士をいたわりながら、もう一匹始末する。
「すまない……。」
あまり使い慣れた物では無かったが、俺はナイフでゴブリンを倒した。
「気をつけてねぇ、回復は出来ないからぁ。」
残すは一体、勝利はほぼ間違いない。
しかしその場に、突如としてそれは降り落ちた。
そいつは人間だった、一瞬目があって、そいつはピシリと停止した。
空中に黄色い魔法陣が描かれて、そいつは地面に降り立った。
「ギル……降臨。」
そのままナイフを引き抜き、ゴブリンを攻撃、鮮やかな、それでいて堂々とした、4ポイントのダメージを与えた。
「……。」
その華麗さと非力さに全員が言葉を失い、その清々しさと体力のなさにみんなの目が点になったのだ。
その後ゴブリンをなんの問題もなく倒した俺達は、コーネリアの町へと歩きだした……。
「俺の名前はギル、黒魔導師だ、魔法はまだない、っていうより忘れた、よろしく。」
最初のコメントを投稿しよう!