バカじゃねーの!?

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加比原は、今にも泣きそうなくらい弱った表情と声音ですがる様にあたしの腕を握ってくる。 「いやね、だって向こうは蓋を開けたら三人とも運動部のエースだって言うんだよ!?文系女子のうちらでハチマチ取りだなんて絶対勝ち目ないんだもん!」 「だからって、ブラ取りはさすがに無いわー。ドキッ!?女だらけの水泳大会☆じゃあるまいし…」 どうにも気が重くなり、あたしはげっそりと溜め息をついた。 …まぁ、加比原だって本気で言った訳でもなくて、向こうが羞恥で逃げ腰になるだろうとタカをくくっていたんだろうけど… だからって向こうもマジで受けて立つか、普通…? 本当にやる気なんだろうかとうんざりした心境で向こうに視線を戻してみれば、いつの間にか一年生もジャージの前を解放してるし。 しかもあの一年、151cmしかないあたしよりも身長低そうなのに、出てきた胸は三人の中で一番デカい。 ブラは明るい黄緑の生地にカラフルな花柄で、谷間についてるワンポイントの黄色いリボンが超長くてちょっと可愛いと思ってしまったり。 無論、お腹はおろか全身ダイエットなんて必要なさそうな体型である。 なんというか…恨めしくすらあるわ…
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