2人が本棚に入れています
本棚に追加
「リア充爆発しろ」
あたしが爽やかな笑顔かつ朗らかな口調でそうコメントすると、愛美は今にも泣きそうな顔でこっちの手を握りしめてきた。
「そんな事言わないで真面目に話聞いてよ麻美ちゃぁぁん!」
いやん、泣きそうな愛美もちょっと可愛いし。
のんびりした日曜日の昼下がり。
今日は友達の愛美に誘われて、街へ買い物に。
示し合わせた訳でもないのに、二人とも黒い服に赤いコートだったのがちょっと可笑しかったり。
まぁ、あたしはポニテで、愛美は毛先にかけた緩いウェーブを見せたいのか首の後ろで左右に分けて胸の前に垂らしてたりと髪型は違うんだけど。
午前中はあれこれと服を眺めて回り、このあとは本屋に行く予定。
いやね、本はガッツリ買うから後にしないと重いしさ。
んで、今は棒になった足を休めるべくデパート1階のテナントで丸テーブルに座りハンバーガーを食べてたトコ。
まぁ二人ともほとんど食べ終わってるんだけど、このあとの本漁りに備えてまったり雑談しながら体力を回復中。
だったんだけど…
なんか、愛美ったらクラスの子からメールで告られちゃったんだって。
しかも、いま。
告白の瞬間に立ち会えるなんて、超萌えるんですけどー!
最初のコメントを投稿しよう!