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「……ムリデス」
確かにそう言われると、メールする以外ないようには思えるが…
そうなると問題は文面だよなぁ…
いきなり告白だなんて失礼な気もするけど、当たり障りのない文章送って友達になって貰えたとして、その先への発展を望んだ時に無理無理無理って容赦なく希望を断ち切られたら…
……あかん、想定してみたらマジでヘコんだわ…
でも、告ってフラれたら明日から教室で目線すら送りづらいし、もっと最悪だよなぁ…
やっぱり「まずはオトモダチ」がベストなんだろうか。
友達なら、次に会場であった時に写真撮らせてくれるかもしれないし…
「そのブログのアドレス教えろ」
大樹の言葉で、はっと我に返る。
俺は携帯を取り出すと、何の疑いも抱かずに大樹にアドレスを教えた。
大樹も携帯を取り出してカチカチと打ち込み始め、不思議そうに眉をひそめる。
「…ん、コス写真どれも首から下じゃねえか」
「あー、やっぱり顔出しは恥ずかしいんじゃね?」
「え、お前このサイトっつーかチラシが彼女のだって何で分かったんだ?」
「や、チラシ置き場に置いてる瞬間普通に見てたし」
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