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「貴様ァァァァァァァァアアァァァアッ!!」
ルシフェルの怒りの叫びで
「うあッ?!」
俺の目は覚めました。
…てか、覚醒でもしてんのか?あいつ。
…とか冗談は置いといて。
俺は僅かに残っている飛散したと思われる妙な魔力に気付き、事態の深刻さに薄々気付いた。
―ルシフェルに何かがあった。
そう認識すると素早く武器を手に握り、
彼女の部屋へ直行…。
だが、廊下に出て、気付いた。
―何故、誰も来ていない?
先程聴こえたアレは確実に近所に響き渡ったはず―
にも関わらず、誰1人として起きてきた気配がしない。
「…何が起こってるんだ…?」
そう呟いた瞬間―
―ドギャァアアンッ!!!
ルシフェルの部屋が 吹っ飛んだ。
勿論、爆風(?)で俺は廊下の端まで吹っ飛んだ。
……え……マヂですか。
…修理代払わなきゃ駄目かな?
うん。だから。
俺、今、金欠なんだってば。
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