やってきた馬鹿

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六枚の翼…アレは間違いなく神!! …あれ?でも何故ここにいる? 「あ。」 魔王が何か来たとでも言いたげに神を見ている。 そりゃそうだろう。 魔王にとって最大の敵が現れたのだかra 「ルーちゃん!大丈夫?!どこも怪我してないぃッ?!」 半泣きの神。 …は? 何故神が魔王の心配をしている?! 「そこをどけ、魔王(ソイツ)は俺が殺す!!」 …当たり前の事を言った。 だって、それがこの旅の目的なんだから。 ―だが。 「………ッ?!」 神…は俺を見開いた目で見ると 「うわぁぁあーん!この馬鹿勇者ァァ!!」 神は泣き出した。それも大号泣。 正に俺が悪者みたいな…… ……て…ハァァアッ?! 何故泣く?! 俺のせい?俺のせいなの?! 助けが欲しくて…振り返ると。 仲間達からの冷たい視線がそこにあった。 「あーあ。」 と、剣士。 「神様泣かしたー。」 と、賢者。 「……。」 …盗賊は出る言葉も無いと言った感じにただ見てきた。 う……皆の視線が痛いよ… (´;ω;`) 「てか…俺が何をしたぁぁあ!!!」 俺は…叫ぶしかありませんでした。
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