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「…勇者君、勇者君。」
暫く放心していた俺を 神が現実に呼び戻す。
「…何でしょう、神様。」
ヤバい。こっち見てる。
…視線が痛いよ……
「じゃあ君は…人違いでルーちゃんを攻撃したんだね?」
ニッコリと微笑む神。眼下で膝をついてる俺。
「……ごめんなさい。」
もう、それしか言えません。
ちらと後ろを見れば…同じように膝をつき、
肩を震わせている仲間達。
「どうする、ルーちゃん?」
神は微笑んだまま魔王に視線を変える。
魔王は少し考えるように手を口元に添え…
「……人は…間違いをする生き物だから、今更気にはしない。…だが、償いは必要だと思う。」
魔王はそう言うと、冷たく微笑み…
「罰として…
余をパーティーに入れろ。」
…まぢですか(゚д゚;)
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