深紅の機体

13/17

655人が本棚に入れています
本棚に追加
/404ページ
その音の主は単機で爆撃機編隊に接近すると、すぐに機銃を発砲した。 糸で結ばれているかのように、銃弾は爆撃機の機体に吸い込まれていき、瞬く間に炎が機体を包み込んだ。 カイトがその機体に近付くまでに3機の爆撃機が餌食になっていた。 カイトの機体が接近するや否や赤い機体は爆撃機編隊から離れ、翼を上下に振りながら上昇していった。 (決着をつけようじゃないか……) カイトのオクサリスもそれを追って上昇していく。 艦隊攻撃は成功したが、まだこの仕事が残っていた。
/404ページ

最初のコメントを投稿しよう!

655人が本棚に入れています
本棚に追加