エピローグ

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そこで、マクシミリアンの処遇であるが、皇帝であった彼に付けられた肩書きは「戦犯」であった。 マクシミリアンは裁判所にかけられた。 民衆と権力を無くして怒りに満ちた貴族達によって死刑が早急に求刑されたが、裁判所側は戦後彼の取った国家再編を評価し、異例の懲役20年で判決が下った。 マクシミリアンはその判決を意外と感じながら素直に受け入れた。 さらにマクシミリアンは所有していた土地と資金を以て、戦後復興を援助した。 戦時中とは全く違うその態度に一時影武者説が国中に流れたのはあまりにも有名な話である。
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