アイリス来訪

17/21
前へ
/404ページ
次へ
艦隊は空母アスカを中心に前方後方にそれぞれ2隻ずつ巡洋艦が配備された計5隻で構成されていた。 ちょうど向かい合うようにアスカと編隊の軸が重なった。 6機の編隊は互いの間隔を逐一確認しあって飛んでいるので進路等は全て編隊長のカイトに一任されていた。 「このまま直進。空母アスカの上空を通過する」 その指示通り6機がアスカの上空を通過しようとしている。 6つのエンジン音が互いの音を増幅しあって飛行甲板が震えた。 「右緩旋回。バンク(機体角)は10度に保て」 6機が空母を通過するとカイトの細やかな指示で編隊は次の艦隊周囲の飛行に移った。
/404ページ

最初のコメントを投稿しよう!

657人が本棚に入れています
本棚に追加