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甲板上の誘導員の指示に従って、オクサリスは甲板のエレベーターに辿り着いた。
さっきの衝撃が今も残っている。
エレベーターを使い、機体は甲板から整備場兼駐機場のスペースに降ろされた。
それにしても広い艦だ、と彼は思った。なにせ全長が500メートルの空母なんてこの一隻しかない。
他の機体もエレベーターで降りてきて、6人のパイロットも全員着艦の衝撃を体に残しながら集合した。
「……さて、あとは……」
アイリス王女への挨拶が護衛機パイロット達にはあった。
もしかしたらさっきの編隊飛行よりも緊張するものかもしれない。
護衛機パイロット達はアイリス王女の使う臨時謁見室の前にたたずんでいた。
カイトはパイロット達の顔を見回し、静かにドアをノックした。
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